千年社ベトナム

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episode-13

ベトナムの月餅をかき氷とコラボ。
100年後のハノイが楽しみだ。

このカレンダーは宝石、貴金属店のカレンダーです。ベトナムでは新年か、旧暦の 1 月10 日に誰もが金を買う習慣があるそうです。当日は貴金属店の前に人が並び、賑わいをみせるそうです。

ベトナムのカレンダーです。金赤とゴールド。日本のカレンダーとは比べものにならないほどインパクトがあります。人は月や星、太陽を観て地球と宇宙をどう理解したのか?その表現のひとつがカレンダーといえます。上の部分は「禄」(ロック)と書いてあります。日本語では(ロク)と読みますが、ベトナムでは(ロック)と読みます。「福禄寿」という言葉がベトナム語にあるのかと聞いてみると、「フック・ロック・トー」というそうです。ベトナムには布袋様もあります。お腹が大きな焼き物を売っているのをよく見かけます。「ファット・ジ・ラック」といいます。干支の寅の置物が配置されてます。本物は、もちろんゴールド? 富と成功、権力を象徴する置物といわれているそうです。

「中秋節」。ベトナム語で「Trung thu」(チュン・トゥー)です。

毎年、旧暦 8 月 15 日に行われるお月見のお祝いです。日本では「十五夜」と言います。米の収穫を感謝するお祭りです。この頃になると、ハノイではイラストのようなお店が町 の通りに出現します。赤や黄色のお店は一気に、ハノイの街をお祝い気分にしてくれます。

日本の月餅より、厚みがある。口にほおばり、「パクパク」とやる。厚みと食感が美味しさを倍増させる。

何を売っているのか。「月餅」です。この時期、ベトナムでは日頃お世話になっている人に月餅を持って挨拶に回る習慣があります。日本にも月餅がありますが、ベトナムの月餅は大きく、厚みがあり、とても豪華で重厚な感じがします。

食べてみるとこれが旨い!立て続けに 3 個でもいけてしまいます。 本当?こう思う方がいるかもしれませんが、餡に微妙な旨みがあります。また、塩漬けのうずら卵が入っています。塩味が絶妙です。餡には様々なベトナム特産の食材がミックスされています。日本の月餅とは、ひと味もふた味も違います。様々な種類があります。

日本の月餅より、厚みがある。口にほおばり、「パクパク」とやる。厚みと食感が美味しさを倍増させる。

50 年か 100 年後、、、。
ハノイの街角。

イラストの月餅を販売しているお店の横に、テーブルが見えます。テーブルの上には金色でできたパラソルが開いています。ベトナムの人が何か食べています。
「美味しいね!」
かき氷です。月餅の餡が入っているかき氷を食べています。
「誰が考えたんだろう?」

昔、日本人がハノイにやってきて、日本のかき氷を売っていたらしい。その日本人は月餅の餡が大好きで、この餡をかき氷とコラボして、中に入れたんだ。

食べてみると、美味しいし、月餅とは違った美味しさがある。9 月中旬だとまだハノイは暑い。それでハノイの人達がこのかき氷を食べるようになったんだ。今では、日本でもこの餡を使って「Trung thu(チュン・トゥー)」という名前でかき氷を販売しているらしい。
前回のエピソードでは、接客について紹介しました。ありがとうカフェでは、接客、商品、5Sでハノイナンバー1を目指しています。今回のテーマは商品でした。

現在、月餅の餡を研究中です。来年の中秋節には新商品として「Trung thu」(チュン・トゥー)としてデビューをさせたいと思っています。
50 年か 100 年後が楽しみです。カレンダーを見ると、旧暦 8 月 15 日のところに、なぜか、小さなかき氷の絵が描かれています。

金赤にゴールド、そして黄色。ハノイの街並みがみるみる変わっていく。

To Be Continued

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