episode-25
一「2000年以上にわたり、
積み重ねてきた日本にある何か?」
「日本は円安で稼げなくなった!!」ベトナム人の方からよくお聞きする。
一方、日本では、円安のおかげで、世界各国から観光客が押し寄せている。
「オーバーツーリズム」。この言葉も「流行語」といってよいくらい、マスコミなどの
ニュースで、耳にするようになった。
コロナ禍で旅行、観光業界の危機が叫ばれ、様々な政策や施策が実施された。効果があったもの、失敗してしまったもの。観光客誘致に成功したところと、伸び悩んでいるところなど、いろいろだ。

ベトナム語で「ガチャ」と「人生」の 話ができたら・・・。
「円安・・・。」
結論を言ってしまえば、成功の大きな要因の一つは、円安。まさか、旅行観光業界のために、円安を誘導したわけではないだろう・・・。
提供する価値が圧倒的に高い。購入した側に満足感があり、お得感がある。このことに尽きてしまう。日本人としては、「2000年以上にわたり、積み重ねてきた日本にある何か?」が評価される。悪い気はしない。自尊心をくすぐられる。
ありがとうカフェのスタッフは、ほぼ100%日本語を大学で勉強している。日本に留学やインターシップに行きたいと思っている学生たちである。すでに、日本企業に就職した人も何人かいる。
ありがとうカフェ=日本ではない。オーナーは他の日本人と比べて少々変わっている。個性が強い。スタッフのみなさんに厳しく対応するのか?優しくするのか?いつも悩んでいる。
日本に行く前の練習場所としては、ちょうど良いかも・・・。
日本人としては、「2000年以上にわたり、積み重ねてきた日本にある何か?」を業務の中で、少しでも伝えることができたら、経験してもらうことができたら、これほど嬉しいことはない。
また、観光旅行業にインターシップなどで日本に向かうベトナムの若い人には、「オーバーツーリズム」の現実と裏側のようなものをしっかり実感してきていただければと思っている。

ありがとうカフェでは、ハノイで生活する日本人の皆様に、インターシップで日本に行くベトナム人学生への「贈る言葉」を募集している。